最近IoT製品の普及が進み、一般人も利用する機会が増えてきました。IoTとはモノのインターネットと呼ばれています。モノのインターネットと聞くと難しく感じてしまいますが、要は、ネットに接続できるモノという事です。例えば、外出先からスマートフォンを使って電源を入れることが出来るエアコンや動画配信サービスを見ることが出来るテレビもIoT製品です。
さらに今開発段階である自動運転の車もIoT製品です。しかし、インターネットに接続されているという事はサイバー攻撃を受ける危険性も高まるという事です。サイバー攻撃の結果、自分に成りすまされて不正利用されたり、自分または家族のプライバシー情報が流出するといった事態も想定されます。そこで、IoT製品を購入及び利用する一般人もある程度のセキュリティ対策を知っておく必要があります。
ここでは購入利用におけるいくつかのセキュリティ対策をお教えします。まず、購入の際は必ず問い合わせ窓口やサポートセンターが明記されている物を購入しましょう。サイバー攻撃の手段は日々進化していますので、被害を受けると一般人では対処できません。問い合わせ窓口やサポートセンターの明記がない製品は適切な対処ができず被害が拡大する恐れがあります。
次に、製品のパスワードが流出することは成りすましや不正利用を招きますので、パスワードを初期設定のままにしておくことや、他の製品のパスワードと同じにしておくことを避けることもセキュリティ対策上重要です。特に全てのパスワードを同一にしておくことは芋づる式に乗っ取られるおそれがあります。最後に、普段あまり利用していない製品は電源を切り、インターネットに接続しないでおきましょう。これは普段使用していない製品が攻撃を受けていても気づくのが遅れ、知らず知らずのうちに被害が拡大してしまうことをさけるためです。
