インターネットが世間一般に普及して、情報収集やコミュニケーションの手法は大きく変わりました。電気や水道と同じくらいの重要性を持つ通信手段といえるようになり、場所や時間を問わず情報収集が可能な時代です。しかし、インターネットにアクセスしている人のなかには悪意を持った者もいるため、警戒しなければ被害が生じるおそれがあります。具体的には、プライバシーに属する情報が第三者に見られてしまったり、金銭的な被害を受けたりします。

このような被害に遭遇しないためには、セキュリティの知識を高めておくのが基本です。パソコンの設定などを見直すことで、リスクを大幅に下げることができます。難しいことではないので、インターネットにアクセスするなら誰もが知っておくべき知識です。安全性を高めるための知識はいくつかありますが、基本的なもののひとつがファイアウォールの利用です。

ファイアウォールは通信状況をチェックする機能で、悪意を持った者がパソコン内部に侵入しようとしたときに防いでくれます。パソコンのOSには基本機能として備わっているので、ファイアウォールが動作しているか確認することが大切です。ファイアウォールを利用せずにインターネットにアクセスすることは、住宅の玄関や窓に鍵をかけない状況に例えられるほど警戒感のない状況です。ほかにも注意すべき点はありますが、まずはこの設定を確認することが欠かせません。

用心を怠らないようにすれば、比較的安全な通信ができます。